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diary/20070815

DELL Latitude C400にUbuntuを入れる

*FONSPOTまとめにあるようFC6でFONSPOTを動かすのに失敗し,動作実績のあるUbuntuディストリビューションを導入すべく空きマシンを探してDELL Latitude C400を見つけた.これは2001年発売のマシンである.昨年古いというだけで捨てられようとしていたのを譲り受けたものだ.このC400というマシンおよそDELLらしくない冒険心に満ち溢れた設計で気に入っている.DELLのノートPCと言えば大きく重いが丈夫というのがイメージだが,このマシンはなめらかな曲線多用のデザインである上に薄く軽い(1.63kg)のだ.1kg台のノートPCなど2001年でもいくらも存在したが,C400ほど高性能多機能で1kg台のマシンは2001年には存在しなかった.このマシンからはDECのHinoteやSONY VAIOの香りがする.2007年の現在であっても十分通用する高性能だ.

基本スペック

  • Pentium3-M 1.2GHz
  • メモリ1GB
  • HDD 40GB
  • 12.1インチXGA液晶
  • 100BaseT LAN内蔵
  • 802.11b無線LAN内蔵
  • 赤外線ポート内蔵
  • モデム内蔵
  • オーディオ内蔵
  • USB1.0内蔵
  • Cardbusスロット×1
  • スティックポイント(Thinkpadのトラックポイントのパチもの)
  • タッチパッド(なんとタップクリックなどもできる)

他に特筆すべきは

  • 内蔵HDDはネジ3本はずすだけで簡単に取り替えられる
  • 外付けHDDとCD-RW/DVDは同じリムーバブルケースに入っていて同じケーブルでつなげられる
  • 外付けHDDからもブートできる.
  • 内蔵SPの音はしょぼいが,ヘッドフォンで聞くとMacintoshなみの高音質アンプ搭載ということが分かる
  • 大容量バッテリーを装着すると4時間持つ(カタログでは7時間).

弱点

  • USBが1.0でしかも1ポートしかない.これはCardbusスロットにUSB2.0カードを入れて解決.


今回はWinXP入りの40GBHDDを外し(ネジ3個で外れるのがありがたい),外付けリムーバブルケースに入れた.外付けHDDから起動すればこれまでと同様にWinXPで使えるようにした.そして内蔵HDDに新しいものを入れ,現在Ubuntuをインストール中だ.かなり高性能なlinuxマシンになることが期待できる.楽しみだ.

感動のUbuntu

今インストールが終わった.debianの派生だから地味めのディストリビューションかと想像していたが全然違った.期待以上のディストリビューションだ.

  • acpiが完全動作する.ハイバネ,スリープ,バッテリー残量表示が正常に動く.
  • なにより驚いたのはC400の特殊性であるスティックポイントとタッチパッドの両装備に対応していることだ.正常に動くのはもちろんだが,タッチパッドに至ってはタップしてのクリックや,エッジ付近をなぜてのスクロールが完全に動作する.これは凄い.