5000円配布に反対する議員はごく一部
年金は現役労働者の給与が減ると減る仕組みになっている。年金は受給者の積立金だけが原資ではなく、現役労働者の給与からの拠出分も足して原資としているからだ。今は現役労働者の給与が減っているので原資も減る。だから年金は4月から0.5%減る。
この年金減額が問題だと言って年金受給者に5000円を配るという提案がなされた。現役労働者の給与が減っているのに現役労働者には配られない。それはおかしいだろうとまともな人は声を上げている。しかし国会議員の中で5000円配布に反対しているのはごく一部。野党でさえ反対できていない議員もいる。その理由は選挙で票を集めたいからだと本音を言う議員もいる。5000円配りは票集めのための施策であり、わかりやすく言うと買収だ。しかも買収の原資が税金というのが情けない。
たぶん配られると思うが、お役所仕事の常として効率が悪い。5000円を配るのに1万円以上のコストがかかるのも容易に想像できる。まさにバカの所業だ。
議員がバカなのは、それに投票する有権者がバカだからだ。有権者は高齢者の割合が多い。そして高齢者は例外を除いてたいていバカで、自己中だ。「自分だけよければよい」「今さえよければよい」「若い人は奴隷だ」と思っている。
この状況を変えるには若い人が投票すればよいと言われる。65歳以上の高齢者の人数は約3600万人だ。そいつらは全員選挙権を持っている。65歳未満の有権者数は約7000万人だ。65歳未満の人が全員投票に行って、高齢者優遇の制度を廃止する議員に投票すれば良いことになる。
しかし65歳未満と言っても60歳の人はもうすぐ自分が高齢者になるのだから、若者優先の政策には賛成しずらい。今の老人は優遇されて、自分が老人になったら優遇されないのは不公平だと思うだろう。そう考えるようになるのは何歳からかは分からないが、例えば50歳を過ぎたら老人優遇に賛成するとしよう。50歳以上の有権者数は約6000万人、50歳未満の有権者数は約4600万人だ。これでは50歳未満の全員が投票に行っても50歳以上には勝てない。そしてこの若い人ほど不利な状況は時間が経つにつれ、どんどん分が悪くなる。少子化が止まらないからだ。
ロシアはプーチン独裁のために国民がこれからひどい目にあうだろう。国民がこれからひどい目にあうという点では日本もあまり変わらない。ロシアではプーチンが悪者だが、日本の悪者はさて誰だろう。