比例道

私もデフレ脳になっていた

2026年10月14日 23:12 ・ 歴史 ・ 経済 ・ 元の記事
実質金利がマイナスなのに消費が減るのは非合理的だが、私もその非合理的行動に陥っていた。
 
私がデフレ脳になったのは無理もない。1972年に12800円で買った電卓は、その後どんどん安くなって今では100円だ。1976年に256000円の定価で買ったVHSビデオデッキもどんどん安くなって最終的には20000円以下になった。1980年に198000円で買ったMZ-80Kは10年後にはもっと高性能なパソコンが100000円以下で買えるようになった。こんな経験を数十回繰り返した。「あれらをもっと後で買っていれば2000万円浮いたのに」と後悔した。その結果、何でも買うのを先延ばしにするデフレ脳になった。
 
デフレ脳がうまく行っていたのは2025年までだった。2025年にmac studio 512GB(M3Ultra)を買えたのに、待てばもっと良いものが安く買えると思って買わなかった。そしたらメモリ高騰のために512GBモデルと256GBモデルが消えてしまった。今年の9月にmac studio 256GBは再び発売されたが、512GBモデルは今月の終わりにならないと発売されない。512GBモデルは2025年のときより100万円高くなる予想だ。早く買っておけばよかった。2026年はあらゆるものが値上がりした。「もっと早く買っておけば100万円浮いたのに」と逆の後悔をするはめになった。ここでやっとインフレ脳に切り替わった。
 
必要なもの、欲しいものがあったら、すぐに買うようになった。その方が経済的だからだ。 今、日本国民の収入が増えているのに消費が減っている理由は、貯蓄を増やしているからだと統計データからわかっている。まだデフレ脳状態なのだ。後で買うことで余計にお金が必要になる経験を数多くすれば、貯蓄は損であることがだんだん理解されてゆくだろう。そうなれば、消費は徐々に増えてゆく。景気にはプラスになる。

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